ラミクタールは子供でも服用可能か

ラミクタールは、てんかん発作の予防や双極性障害によるうつ症状の改善を目的として投与される医薬品の一種です。もっとも、脳の興奮を抑制することによって、てんかん発作を予防するという目的のほうが、ラミクタールがもともと想定していた効果・効能にあたり、双極性障害のうつ症状についてはその後に発見されたものとなっています。
てんかん発作に効果がある抗てんかん薬というのは、わが国でもいくつかの銘柄のものがすでに知られていましたが、なかにはそうした既存の医薬品が効かない治療抵抗性のあるてんかんが存在することが問題となっていました。てんかんというのは大人ばかりではなく、例えば1歳児のような乳児であっても症状があらわれるものであり、有効な薬剤の承認・流通が長らく待たれていたところです。
ラミクタールは2008年になって日本では医薬品としての承認が下りていますが、部分発作や強直間代発作といったてんかん発作に幅広く対応するものであることから、治療の選択肢のひとつとして大いに期待されているます。
このラミクタールは、小児用として含有成分の量を成人のものよりも減らしたチュアブルタイプの錠剤が出ています。このことから明らかなように、子供であってもラミクタールの服用は可能であり、使用成績調査でも顕著に効果が認められています。
また、双極性障害についてもてんかんと同様に小児のものがあり、基本的には薬物療法で不安をなだめながら、心理療法を併用して治療を行うのが一般的となっています。
なお、このラミクタールは効果の出方と副作用を慎重に考えながら、少しずつ処方量を増やしていくことが前提の医薬品ですので、無理な増量は深刻な副作用をもたらすおそれがあります。