小児に起こる双極性障害

4歳から11歳くらいまでの小児にも発症例が報告されている双極性障害は、精神疾患の中でも自己コントロールをすることが難しく、薬やカウンセリングによる治療が必要な病気です。
小児期は心の揺れ動きが多く、機嫌のいい時とふさぎ込む時の差が大きいなどの特徴がみられ軽い躁状態と鬱状態が見られるのが一般的です。
本格的な双極性障害と診断されるには、異常な興奮状態や攻撃性を伴う状態と、憂鬱に落ち込む状態が交互に、数日から長くて数か月と続いており日常生活に支障をきたす状態となっているのが特徴です。
小児のてんかん発作にも急に怒ったりぼんやりしたりという症状が現れがちなので混同されることもありますが、専門的な医師の診断を受ける事でてんかん発作なのか双極性障害なのか見分けがつくようになるでしょう。
治療にはリチウム等の薬が処方されます。
最近ではてんかん発作の治療にも使われているラミクタールの使用によって症状が改善するケースも多く、積極的に医療現場で処方されるようになりました。
ラミクタールは特に鬱状態に効果があるとされており、気分の変調を抑えて双極性障害の急性期の症状を抑え、再発防止につながるとされている薬です。
大人にも処方されている薬で、小児用のラミクタールは成分は同じですが服用する量が制限されています。
大量に服用すると薬剤過敏症があらわれる事例も報告されていることから、人体に悪い影響がないよう使用量が考慮されているためです。
薬の処方には医師の判断が必要となっており、一定期間継続して服用することが求められますので、まずは医師による診察を受け、双極性障害と認定された段階で薬の処方をしてもらえるようにしましょう。